沖縄ナンデモ調査隊「沖縄のナ・ン・ダ」「沖縄美味(ウマイ)のナ・ン・ダ」(双葉文庫)

2007年6月25日月曜日

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沖縄ナンデモ調査隊「沖縄のナ・ン・ダ」(双葉文庫)

沖縄に生まれ育ったライターや沖縄に移り住んだライターで結成している「沖縄ナンデモ調査隊」による、とりあえず、沖縄のナンデモ本。
 
収録されている内容は
 
・沖縄でなぜ低収入で暮らせるか
・なぜ沖縄の定食は大盛りなのか
 
といった話題から
 
・沖縄人はなぜ歩かないのか(近所でもなぜ車を使うのか)
 
 
・沖縄の飲み屋にはなぜ子供がいるのか
 
はたまた
 
・妖怪キジムナーは存在するか
・沖縄の墓はなぜあんなに大きいか
・マブイ(魂)を落とす?
 
などなど。
 
「オキナワ」のあれやこれやに触れてみたい人に、とりあえずおススメしよう。
ダラダラと「沖縄」を読むのも、また楽しい。

ただし、新刊本では手に入らない可能性が高いので、古本をチェックしてね。

沖縄ナンデモ調査隊「沖縄美味(ウマイ)のナ・ン・ダ」(双葉文庫)

ひさびさのエントリーで、ちょっと気張ってみようかな、とも思ったのだが、結局「食べ物本」でしかも「沖縄本」に落ち着いてしまった。


章立ては


第1章 コンビニエンスストアーなじみの店で発見したオキナワ

第2章 スーパーマーケットー常備しておきたい沖縄の味のもと

第3章 市場ー公設市場で見つけた気になる沖縄素材たち

第4章 沖縄菓子屋ー小腹が空いたおやつどき3時の危険地帯

第5章 健康食品ー長寿社会を支える沖縄の秘密兵器

第6章 食い物屋・飲み屋ー世界に類をみない個性的ひと皿

第7章 沖縄の食卓ー覗いてみたい沖縄伝承の味

第8章 沖縄食材お持ち帰りーこだわりの味を再現実験してみる


で、この章立てを見てもわかるように、単なる沖縄の名物料理の紹介本ではない。というよりも、沖縄の家庭からスーパーマーケットまでの、沖縄で暮らしている人が日常、気にもとめずに食べ、飲んでいる食べ物をあれやこれやと取り上げた一冊である。


とりあげられるものは、チャンプルーやポーク玉子、泡盛から島豆腐や、果てはくるま麸、シマナからダシ昆布まで、と幅広い。


しかも、執筆している人たちが、沖縄生まれで今も沖縄に住んでいる人から、今は本土(っていう表現でよいのかな、ウツナーンチュー的には)に住んでいる人から、本土生まれで沖縄に深く見せられてしまった、いわゆる沖縄中毒の方たちまでと、これまた幅広いのが、沖縄の美味いものの紹介本としての厚みを出している。


どんな食べ物がでてくるのかは、この本を買って、じっくり賞味していただきたいが、ちょっと紹介すると

ジャンクフード系では


缶詰食品のポークランチョンミートのスライスと卵を焼いて、それにライスがつく大衆食堂の定番料理の「ポーク玉子」をそのままおにぎりにした「ポーク玉子おにぎり」


とか


ご飯にトンカツ3切れ、揚げたポークランチョンミート、チキン空揚1個、エビクリークコロッケ3切れ、卵焼き(トマトケチャップかけ)、豚ショウガ焼き、野菜は、きんぴらごぼうとカラシ菜漬けがほんの少し、これに沖縄そばがつくというカロリーと胸やけのかたまりのような「ウチナー弁当」


などなどや、


凝った、変わったところでは


豚の内蔵をよく洗って、2、3時間ぐらい沸騰させた湯で何度も煮て、最後に鰹節の中にゆでた中味(内蔵、まさに中身だ)とシイタケ、コンニャクなどを煮た「中味汁」(中身ではなく、中味らしい)


キャベツやニンジン、タマネギなどの野菜とポークを炒めたものを卵でとし、それを皿盛りのご飯の上にかけ、スプーンで食べる「チャンポン」


や、


究極の家庭料理ともいうべき


お椀にカツオ節をたっぷりと入れ、湯を注いで、醤油か味噌で味を調整するだけの超インスタント料理「カチューユ」


とか


まあ、なんとも乱暴なのだが、そのくせ、興味をひきそうな沖縄モノがわさわさと出てくるのである。


沖縄といえば、青い澄んだ海や白い浜を惹かれる人ばかりではなくて、こうした一見怪しげでありながら食欲を刺激する食べ物に惹かれる人もおなじくらいいるはず。


そうした砂浜よりも市場を彷徨うのが好きな人たちには是非勧めたい一冊である。


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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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