モロッコ男はかなりチャラい -- たかのてるこ「サハラ砂漠の王子さま」(幻冬社文庫)

2006年10月2日月曜日

トラベル

t f B! P L

 大学4年の春のインド一人旅から数月後、やっとの思いで「東映」に就職を決めた筆者の卒業旅行の旅本。

 

目指すは「モロッコ」!!!である。

 

でも、この「モロッコ」ってな選択、普通の女の子はしないんじゃないかな、と思うのだが、モロッコまでの行き道はパリ、スペインと経由していくので、著者も普通の若い女の子の部分あったのね・・・と、ちょっと安心する。

 

で、そのパリからスペインまでなのだが、前作のインド旅行とはちょっと違う。パリでは、同じく卒業間近の美大生と同行したり、スペインでは高校の同級生と再会して、シエラ・ネバダ山脈でスキーをしたり、なんか前作と雰囲気違って、チャラついてるぞー、と思っていたら・・・

 

・・・・モロッコでもそうでした・・・・

 

なにしろ、モロッコ行きのフェリーの中で、乗組員から「結婚しよー」と迫られたり、タンジェという町のレストランでは、トイレで店のボーイに抱きつかれたり、カサブランカで泊まったYMCAでは、アベックの彼女同意のもとで男のほうから襲われそうになるし、このフェロモン出しまくり状態、危険度満載の滑り出しなのである。

 

なにやら、モロッコの男ってのは、イスラムの戒律が厳しい分、肌を見せてる女性はとにかく口説こうってな感じになってしまうのか?ってな誤解をしてしまいそうなぐらいなのである。

で、最後の極めつけは、バルセロナっ子の男の子と、サハラ砂漠の野宿をきっかけにした、ほんの短い間の恋物語である。

  

今回のこの本は、どっちかというと「旅本」というよりは「青春記」みたいな感が強くて、モロッコの雰囲気に浸りたいなー、という人や、旅の風情に浸りたいなーってな人には、ちょっと食いたりない仕上り。

 

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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