「アジアの純愛」(小学館文庫)
それ行けバックパッカーズシリーズの1作目。
2000年7月1日初刷。定価476円+税を、リサイクルショップで税込み210円で購入。
バックパッカーたちのアジアでの恋の物語。
相手は、同じパックパッカーの異性であったり、現地の異性であったり様々。結末も、結婚して現地(ないしにほん)で暮らしていたり、あっけなく振られたり様々。
中には、勝手に恋をして、相手には何も言わず、勝手に諦めて帰国して、その後は会っていないとか、純愛なのか、一人相撲の妄想なのか、よくわからないものまである。
しかし、総じて、男性はタイの女性に惚れてしまう話が多い。
タイの女性の可愛いらしさとか、優しさとか、この本の寄稿者たちは、それぞれに理由を書いているが、原因不明のまま、はまったねーと感ずるばかり。
私事で言うと、親戚にも一人、タイへ単身で海外派遣中にタイ人女性との間に子供をつくってしまい、帰国してから、奥さんと別れ、会社も辞めた後も、日本とタイと半々で暮らしている男がいる。
その人の場合も、話を聞いてみると、はまってるなーと感じたのと同じ印象。(一篇だけ、インドでアメリカ人女性に恋をしてしまう話があるが、金髪碧眼に怖気づい て、早々に退散してしまったお話だった)
なには、ともあれ、バッグパッカーといえども恋をするんですね~、というレベルの一冊かな。
「アジアの地獄」(小学館文庫)
それ行けバックパッカーズシリーズの2作目。
2000年7月1日初刷。定価476円+税をリサイクルショップで210円で購入。
今度は、バックパッカーたちがアジアのあちこち(といっても、ペルーやイスラエルの話もあるが)で、いろんなトラブルに巻き込まれる話の集合。
トラブルといっても、金はもっていなくて、危険なところにもふらふら立ち入るし、たいていの食べ物や生水は口にするし、清潔さもそこそこ、といった、おなじみのバックパッカーたちの遭遇するトラブルだから、そのネタも種々雑多。
インドで三回も赤痢にかかったり(しかもアメーバ赤痢から細菌性赤痢まで)、東南アジアの辛い料理に舌鼓をうったは良いが、おんぼろバスにのって痔を再発させたりといった病気のトラブルから、ぼったくりのシクロの運転手を殴って退散させたら、後で集団で追いかけられ、逃走に使ったタクシーにぼられるといった暴力的なものや、オーバーブッキングで日本帰国が2日遅れ、おかげで大事な商談を逃がし、会社は辞職、恋人は逃げるといいったことになる商社マンなど。
そして、果ては、イスラエルで、アラブのスパイと間違えられたり、といったトラブルまで満載。一番笑ってしまたトラブルは、妹を無理やりバックパックに誘った姉は結局、安宿や屋台になじめないままだったが、妹は、あっという間に一人前のバックパッカーになって姉を羨ましがらせる話。
きっとバックパッカーたちは、こういった話を旅の勲章にしていくんだろうから、きっと、この手の話は後を絶たないだろう。バックパッカーの皆さん、命だけはお大事に
「アジアの真心」(小学館文庫)
2001年8月1日初版。定価476+税を、リサイクルショップで210円で購入。
すべて書き下ろしの短編ばかりだが、アジア各地でバックパッカーが出会う心温まる人情話。人と思えば泥棒どころか強盗と思え、ぐらいの貧乏旅行の面々なので、ちょっと感動しすぎじゃない、と思うところもあるのだが、結構、読ませる。
話としては、ドジを踏んだ旅行者が現地の人に暖かく支えられる話や同行の人と日本では築かれなかった信頼を得る話など。
例えば、
・シンガポールで旅費を盗まれたが、骨董屋の子供にもぐりの骨董屋の手伝いを頼まれ、バイト代までもらう話(ジョージという少年)
・世界三大地獄の交通機関のひとつクェッタ~ザーヘダン間の列車で、飢えと渇きを現地の人に救われる話(地獄でアッラー)
・格好よい友人と貧乏旅を始めたのは良いが、途中で大喧嘩。しかしそれがきっかけでさらに信頼を深める(仲直りのきっかけ)
・チベットの亡命僧との出会い(巡礼者キルティ)
・日本留学中に日本へのわだかまりをつくった男との遭遇、ケンカ、その後の今まで続 く友達づきあい(落陽)
・地雷で片足を失った少女とその家族との出会い(シェムリアップの少女)
などなど。
もともとお金もない旅行者だから人の好意が身に沁みるという側面もあるのだろうが、やはり旅人とアジアの人ととの出会いは暖かく、優しい。
うーん、まったりと旅をしたくなってきた。
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